「海は見ていた」を見て思い出したけど、
かつて私が住んでいた名古屋には
中村遊廓があった。
もちろん、そのころはすでに「遊廓」ではなく「トルコ風呂」とかになってたけど。
(…だんだん趣のない名前に変わっていってる気がする)
当時世間を騒がせた『青酸カリ入りのお菓子』が店頭におかれちゃってた
「ユニー中村店」付近にその遊廓はあり、
私の住んでたとこからは自転車で行けちゃうくらいのところにありました。
そこがどんな場所かなんてわからないけど、とにかく建物が立派で
買物に行きつつ、その建物をながめるのがたのしかった記憶があります。
その建物が遊郭時代を偲ばせる妓楼建築だったとわかったのは
名古屋を離れてからだったけど、
「吉原炎上」とか「海は見ていた」とか
安野モヨコの「さくらん」にでてくるような
そんな趣のある建物がまだ残ってる…はず。
名古屋市西区明道町問屋街や円頓寺(えんどうじ)商店街などとならび
ある意味、名古屋観光の穴場かもしれませんヨ。